今日のFX 8/8 昼

先週金曜日にアメリカ国債の格付けが下げられ、この週末は非常に混沌とした状況でした。
この月曜日の開幕どのくらい窓を開けるのか?東京オープンで恐ろしい円高になるのでは?など
VIXを計測したら50を超えるのでは?と思いたくなるくらい情報が錯綜していました。
 
いざ明けてみると、ユーロドルが100pips程窓明け、クロス円は軒並み円高に振れるかと思いきや、
ユーロ円も上に窓を開けるなど予想と反した結果になりました。
 
今朝のG7中銀総裁会議では、協調介入をしていくことで合意したそうです。

米国で合意された財政赤字の削減策や、ユーロ圏が決定した追加のギリシャ支援などを歓迎。さらに「金融安定や経済成長を支えるために、協調行動をとる」として、過度な円高に対しては協調介入をとる可能性を示唆した。

これにより、円高が進むと私は読んでいます。
世界的に見れば、ドル・ユーロ・円の主要通貨で、通貨高になって一番困らないのは円です。
ドルはアメリカがドル安誘導をしていますので、政策手段として行っている結果ですからドル高になると一番困るはずです。
ユーロは輸出産業がメイン産業になってきますので、正に「ユーロ安は国益」となり得るわけです。
一方円はというと、日本は全く輸出依存国ではありませんし、国内の決済にドルを使うことはありません。
所有しているアメリカ国債などのドル建て・ユーロ建て国債が目減りしてしまうデメリット有りますが、所詮はその程度でしょう。
 
8/4の単独介入は世界中から怒られた経緯もありますし、当分介入しないんじゃないでしょうかね。
※現政権は何故世界中から怒られたかわかっていないようですね。この辺からもクズ政権ってことが良くわかりますが。